家庭環境が良くなかったから、辛いことも多くて
私は、暗くジメッとした疲れてる子供でした。
機能不全家族の中でヤングケアラーやっていたので
世の中のルールを親から教えてもらえず
生きのびるために、大人の顔色を見ながら右往左往する子供時代
『素直さがない』
『子供らしくない』
『真っ直ぐさがない』
よく言われました。
大人からすると、可愛げがなくて厳しく当たりたくなる子供
抱えてる嘘、内面的な不潔さを、大人は感じ取ったのかもしれません。
普通の親子関係からはほど遠くて、他人との関わりも苦手で
典型的なアダルトチルドレンが出来上がりました。
アダルトチルドレンって知っていますか?
機能不全家庭で育ち、親子関係のトラウマによって、社会での生きづらさを抱える人のことです。
アダルトチルドレンチェックリスト:池袋カウンセリングルーム フェリシテ
全く親に頼れない生活は、子供にとって過酷です。
でも他を知らないし、親が親として機能していない異常さが、分からない。
聞かれても『うちは親が怒ると怖い』程度にしか、子供は表現できないんです。
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アルコール依存の親がいる家庭、機能不全家庭とヤングケアラー、疲れた子供とアダルトチルドレン
※ちなみに私は、虐待されたことを忘れていないし、親と和解もしていません。ですが既に自分の気持ちの整理はつき、親のしたことも許しています。
アルコール依存の父親と子供に依存する母親
私の家にはアルコール依存の父親がいました。
たくさんお酒を飲む父親
酔って大声を出したり暴れたりして、家の中を狂わせていたことは間違いありません。
何かがトリガーになり、キレた父が暴れて物を壊した。
グシャグシャに壊れた物を片付けるのは、私の役目です。
母親は問題の解決方法を探さない人でした。
うまくいかない生活を泣いて騒ぎ
荒れた日は、子供への激しい暴力にもなって、恐ろしい鬼に変身しました。
母親にとって、子供は自分を喜ばせたり慰めるための存在で
自己主張することも甘えることも許せない。
両親の強烈な喧嘩もよくあったから
家は安全な場所ではなかったんです。
『子供時代には絶対戻りたくない』と断言できるほど、良いこと一つも無い家庭でした。
アルコール依存の親がいるとどんな感じ?機能不全家庭とヤングケアラー
アルコール依存の親がいる家
まず、アルコール依存の親がいると家の中はめちゃくちゃです。
学校から家に帰る時間に、少し気分が暗くなるんですよ
『今日は何も起きませんように』って神頼みしながら帰るの
以下は、機能不全家庭だった私の家で起きたこと
いくつか書きますね。
学校から帰ると、テーブルの上の食べものや調味料がぜんぶ落ちていた
↑酔った父親がテーブルの上にひっくり返ったから
割れた湯呑みで指を切り、自分で絆創膏をはって手当てした。
カーペットに付いたお醤油のシミはとれず、不思議な模様になり残りました。
一緒に寝ていたぬいぐるみを、ゴミの日に捨てられた
↑父親が嘔吐したものが付いたから
戦国武将のように首が切られて捨てられました。
吐瀉物で汚れたのが悲しくて、私が泣いたのが煩わしかったらしい。
友達から借りてきた漫画本がお風呂場で水に浸けられていた
↑漫画を読んで家の手伝いをおろそかにしたから
家事を怠けていた事実はなく、単なる嫌がらせ。
友達にどうやって謝ったら良いのかと悩み、その夜は眠れなかった。
もうめちゃくちゃ
子供の気持ちに無関心、だけど子供に依存してる人達でした。
他にも事件はありますが、暴力じゃないものだけ書きました。
暴力系のは、話したら友達を泣かせてしまったことあるの。
私がされたのは、躾という名の暴行です。
子供を世話をするはずの親を、子供が世話する
アダルトチルドレン、小さな頃から親の面倒をみながら育つ子供
家の中で激しいことばかり起きるし
自力で生活するようになるまで、親の暴力もあったし
子供時代の良い思い出、記憶に無いんです。
悲惨な育ちかたは大人になっても影響して
アダルトチルドレンは、人間関係でつまづきます。
他人との関わりが上手くいかず、私も何度も悩みました。
あるとき心療内科に行き、自分の抱える問題を把握することができた。
そこからは、自分の内側にある混乱を理解し、コントロールするコツもつかめました。
もしも子供時代の虐待が原因でメンタル落ちる人や
人間関係でのつまずきや人付き合いでの悩みが多い人は
一度、心療内科に行ってみることをお勧めします。
私にとっての親は、一緒にいると落ち着かない存在でした。
小学生の頃からずっとだったから
中学生のときには『早く自立して家を出よう』って考えてました。
中学生って、普通はもっと楽しいこと考えますよね。
【酔うと化け物になる父がつらい】
親がアルコール依存だと、どう地獄になるのか理解してもらえる
作者の子供時代を想像して、自分と重なって泣けてきます。
地獄の状況は似ているけど、私の家はこれに両親のはげしい喧嘩と暴力がありました。
是非サンプルから読んでみてください↓
ここで立ち読みできます↓
アダルトチルドレンのタイプ、行動について
アルコール依存症の家族がいる家で育った子供は
大人になっても生きづらさを感じている人がほとんどです。
子供時代に受けた傷が治せないまま大人になった人達を、アダルトチルドレンといいます。
- 子供を傷つけるような言動や暴力のあった家庭
- 自由に振る舞うことが許されなかった家庭
- 広い意味で家の中が安全ではなかった家庭
子供の虐待が世間で話題になるよりもずっと前から、”アダルト・チルドレン”についての本を私は読んでいました。
家族関係だけでなく、人間関係も上手くいかなくて、けっこうボロボロだったんです。
アダルトチルドレンのタイプもさまざま
①ヒーロー(英雄)
家庭内を平和に保つために、学業やスポーツなどで活躍して家族の期待を背負っている子供。
家庭内が良い雰囲気なのは一時的なものだから過剰なほど頑張り続ける。
②スケープゴート(いけにえ)
ヒーローの逆で、非行に走るなどをする家庭内の問題児。
本質的な家庭の問題から目をそらす役割、家庭崩壊を防ぐ役割をしている子供。
③クラン(道化師)
変わった行動で家族を驚かせたり、ふざけて笑わせたり、家庭内の緊張を和らげる役割をする子供。
④プラケーター(慰め役)
悲しい目にあっている家族メンバーを慰める子供。
親のカウンセラーの役割をしている。
⑤イネイブラー(援助者)
親を過剰に助けたり、ダメな親の代わりをして家族を支える役割の子供。
⑥ロスト・ワン(いない子供)
家庭内や家族間の問題に巻き込まれないように、自分を守るために存在を消している子供。
あなたはどんなタイプの子供でしたか?
私は、①と④と⑤の複合型でした。
『毒になる親』という、アダルトチルドレンについて書かれた本が何年も前に出版されて、世の中に毒親という言葉が浸透しました。
“毒親”って一言ですべてが表現されてて、うまい言葉ですね。
ヤングケアラーでもアダルトチルドレンでも、幸せになれる
機能不全家族の中で育った子供、大人になれば自分で自分を幸せにできる!
若い頃は、悲しいことで心が折れると
『いなくなって楽になりたい』とかすぐに考えたんです。
そんな時、何気ない他人からもらえた優しい言葉に、いつも励まされました。
外国に出てからも、人の温かさにふれて穏やかな気持ちになりました。
心療内科に通ったことも大きいですが
『子供なのに親の面倒みてたんだから、自分で自分の面倒みるなんて楽勝』
そう考えられるようになりました。
大人になったら、自分のことを大切にして幸せにもできるから
『大人になって本当に良かった』
私は心から思っています。
機能不全家族の中で育ったアダルトチャイルドは
自分を後回しにしがちだけど
自分をもっと大切にして、幸せになる道を行って良いんです。
子供時代に機能不全家族の中で不幸だったとしても
大人になったら、自分で自分のことを幸福にできます!
年をとってからも楽しいこと沢山あるし
自分を大切にして幸せにする生き方しましょう。