
あなたが根っから信頼している人が、実はあなたを騙すつもりで近くにいるとしたら… って想像してみてください。
信頼される人を演じながらあなたのお金や財産をかすめ取ることを考えてて、目的を達成したらいきなり音信不通になるとしたら… その人の存在を不気味に思いませんか?
騙された人や詐欺にあった人のほとんどが、『信頼できる』と思っていた人に騙されています。
詐欺師は悪人の顔をしてないし、騙されている自覚がないまま動かされてしまうから、詐欺なんですよね。
私が騙されたときのことをふりかえりながら、アドバイスさせてください。

今はとくに世の中が厳しいし、警戒心をもって人と接するくらいで丁度良いと私は思います。

騙される人や詐欺にあう人の心理、騙された辛い経験から言えること

自慢するようなことではないけど、信じていた人達に騙されて大金(←私にとっては)を持ち逃げされた経験があります。
海外にありがちな小さな詐欺だったら、私は数えきれないくらい経験している。
そう考えはじめると…
金額の大小関係なければ、貸したお金が返ってこなかったことは何度もあるし、バッグや自宅から私物が盗まれたこともある。
そもそも詐欺師が善人を演じていることもあるけど、良い人が詐欺師に変わっていくことだってあるから、騙されないようにするのも大変ですよね。
騙される人や詐欺にあう人の心理がはたらいて、私もそうだったけど騙されている最中はおかしなことが少しあっても中々気づけない。
騙されて利用されたことを知って傷つきたくないなら、近づいてくる人を常に警戒してるくらいが丁度良いのかもしれません。
おすすめの本

どうして操られてしまうのか、なぜそんなことが起きるのか、詐欺の手法と騙されてしまう人の心理が理解できる内容です。
💠『なぜ、人は操られ支配されるのか』詳しくはこちらから。
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“自分は騙されない大丈夫”と思っている人ほど、どうして騙されるのかその心理も解説されています。
自己防衛の参考になりますよ。
💠『だまされた! :「だましのプロ」 の心理戦術を見抜く本』詳しくはこちらから。
騙された辛い経験、傷ついたからわかったこと

詐欺なのかも、胡散くさい人かもと疑うべき
肝心なところがぼんやりとして伝わってこない、話が変わる、話をすりかえる
→ 虚偽の説明だからロジカルに追求されたくない。
勤務形態がよく分からない職業、一般的にあまり耳にしない資格や肩書
→ 検索しても何も出てこない組織や団体、名前は胡散くさいと思うほうが良い。
唐突にあなたが必要としてない品物やサービスを売りつけてくる
→ 自分都合だけで動いてる人、あなたの都合は考えていない。
商品の価格が異常に高い、“高い”というのはあなたが高いと感じたら高い価格
→ 必要ないから高いと感じる、その直感を大切にする。
お金の話になると、未来とか夢とかの曖昧でおぼろげな話を始める
→ 煮え切らないのは、期日も数字も具体的に約束できないから。
契約を強く迫る
→ 目的があなたのためではなく契約すること、お金に困っている人だから、一刻も早く契約が必要だから。
儲かる話をしている人が何も生産してない、物が動いていない
→ 儲け話は他人からは絶対に聞こえてこない、話法でお金を集めるのはマルチ商法のありふれた手口。
信じていたものに裏切られたときの衝撃は大きいから、傷つきたくないなら警戒するしかありません。
私の知るかぎり、外国の人も日本人でも胡散くさい人は同じようなことします。
人は霞を食べて生きていけないから、コツコツ堅実にまいりましょう。
騙される人や詐欺にあう人の心理

チャンスを掴みたい心理
今よりもより良い人生を送りたいと誰でも考えているから、滅多にないチャンスが到来したら飛びついてしまいそうにもなります。
でもその滅多にないチャンスは、他人の手によって作られたフェイクかもしれない。
世の中にいくらでもあることを、『絶好の機会だ』と思いこんでいるだけかもしれない。
これは『真実のチャンスなのか…』と自分に問いかける冷静さが必要です。
ついこの間『旅行できないし、セール中だし良い機会なんだ』と、勢いだけで800ドル近い自転車を買いそうになりました。
乗って行くところもないし、引っ越ししたいとか考えたりしてるのに、危ないところでした。

人の力になりたい、人を助けたい心理
人の心を持っていたら、親切にしてもらったらこちらも何かをしてあげたくなりますよね。
上に書いてきたように、詐欺師はあなたに信頼されようと良い人を演じているから、褒めてくれるし励ましてくれるし、ダウンなときは優しい言葉で慰めてくれます。
自分を大切に思ってくれる人のこと大切にしたいし、信じている人の力になりたい助けたいと思うものです。
お返ししなくてはと思ってしまう、返報性の原理と言います。 Wikipedia:返報性の原理
詐欺師は真面目で優しい人やお人好しを見ぬくし、リターンが得られそうな人を見つけるのも天才的に上手いから、妙に親切な人には気をつけてください。
詐欺師がする人付き合いはカモ探しが目的だし、他人に親切にするのはお金を出させることだけが目的です。
情にほだされて『仕方ないか』『まあ良いか』とお金を出させるのが狙いなんです。
親切な人の行為が助け合いの精神なのか、下心のあるかけ引きなのか、利用されないようにしっかり観察しましょう。

資格や肩書き、専門家に説得される心理
騙そうとする人はこの心理をよくわかっていて、専門家らしき名刺を持ってアプローチしてきます。
高級な服や貴金属を身につけて裕福なふりをして、社会的立場が高いとアピールします。
よく分からないような専門用語を並べてもっともらしく話をつめてくるから、思考停止で丸めこまれないように気をつけてくださいね。
理解できない納得できないうちは、決めない・買わない・契約しない。

途中で投げだせない心理
日本人は真面目な人が多いから、『始めたからには最後まで』と頑張って取り組みます。
『これはおかしい、無理だ』と気づいても、言ってしまったからには撤回できないとか、途中でやめるのは無責任だとか、頑張り続けてしまいます。
ズブズブとはまって更にお金をつっこんだら、お金も時間も損失が大きくなります。
資格にしても商売にしても投資にしても、『無理なものは無理』と気づいたらサッと身をひくことです。

周りの人と一緒で安心する心理
同調圧力の強い日本では、周りの人とほぼ同じだったり平均に近いことが安心材料になります。
なんとなく周りと一緒の答えを選んでいることで安心できる心理ってありますよね。
多くの人が選択したものが更に多くの人を集めることを、バンドワゴン効果と言います。 Wikipedia:バンドワゴン効果
たくさんの人を閉ざされた部屋に集めて、購買意欲をあおりながら商品を売りつける催眠商法は、この心理で騙します。 Wikipedia:催眠商法
無条件に周りに合わせようとするのではなく、あなたにとっての『一緒だと安心する周りの人は誰なのか』を考えてみてください。
そこに合わせることにしましょう。

自分の気持ちや直感を大切にする

『なんか、おかしいな…』 重くなる自分の気持ちや直感を大切にしてください。
拒否感からくるストレスが、体に反応として出ることだってあります。
『詐欺かも、騙されているのかも』って思うまえに、確かに私にも違和感はあったんです。
でも、自分が信じてることを最後まで信じたいという気持ちがあったから、そうこうしている内にお金を持ち逃げされて、連絡も取れなくなってしまいました。
『そうは言っても、人を信じられないことは寂しい…』そう感じるのもわかります。
人生は冒険だから、ある程度の辛い経験をすることも大切だと私も思います。
でも… 信頼していた人に裏切られたときの精神的ショックは、しばらく引きずります。
失うのはお金や財産だけではありません。
辛い悲しい経験から自分の判断にも自信がなくなって、私は心療内科に通うことになりました。
世の中には、悪い人よりも絶対に良い人の方が多いですよ。
それでも、騙されて傷つきたくないなら、近づいてくる人には警戒しながら付き合うくらいが丁度良いのかもしれません。

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幸せになるために覚えていてほしいこと
騙された辛い経験、傷ついたからわかったことから、騙される人や詐欺にあう人の心理について書きました。
信頼していた人に裏切られたときの精神的ショックは、しばらく引きずります。 傷つきたくなかったら、警戒しながら人と付き合うくらいで丁度良いかもしれません。